■シンポジウム開催会場
〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
- 都営大江戸線「六本木」駅 8番出口より直結
- 東京メトロ日比谷線「六本木」駅 地下通路にて直結
- 東京メトロ千代田線「乃木坂」駅 3番出口より徒歩約8分
21世紀は高度に技術革新が発展し、グローバル化が進展して来ました。世界的サプライチェーンの形成や世界共通のサービスシステムの普及によって私たちの社会や産業・経済、ライフスタイルは大きく変化しました。一方でその国の歴史や伝統に根付いた地域固有の文化や地域産業、技術、人材、ライフスタイルなどリージョナルな観点が失われつつあります。私たちは21世紀の社会を形成する上でリージョナルな観点を併せ持つことが重要と考えています。本シンポジウムではリージョナルデザインの新たな潮流を示し、21世紀のリージョナルデザインの在り方や可能性を展望していきます。
■開催日時
⽇時 ︓ 2024年6⽉23⽇ (日) 13:00〜17:00
場所 ︓〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
主催 ︓⼀般社団法⼈ ⽇本デザインマネジメント協会 [JDMA]
協力 :公益財団法人 日本デザイン振興会
参加方法:参加登録をお願いします。(参加登録フォームから登録)
参加料:無料(JDMA会員、一般参加者)
■第1部 リージョナルデザイン委員会
開催趣旨:代表理事 玉田俊郎 13:00~13:20
■第2部:講演 13:20~15:00
村田智明、高須賀活良、浦田 薫
■第3部:パネルディスカッション15:10~16:50
■交流会: 17:00~18:00
これまで「地域」を「中央」から経済的に振興を図る対象として考えられてきました。しかし地域には価値の高い「文化・歴史」、「風土・資源」、「伝統技術」を有しています。この多面的な価値を見出し、統合して新たな価値を創出していくのがリージョナルデザインの重要な役割と考えています。
東北芸術工科大学助教授、ヘルシンキ芸術 デザイン大学客員教授を経て2006年より東京造形大学に着任。
2014年~2018年東京造形大学副学長。2023年東京造形大学退職
2023年東京造形大学名誉教授。
「リージョナル・デザイン:フランス・ブルゴーニュの「クリマ」から学んだこと」(共著/現代企画室, 2018年)
「デザインマネジメント7つの指標-DESIGN DYNAMISM–」(編著/(一社)日本デザインマネジメント協会,2023年)
■講演テーマ
「リージョナルデザイン思考で活きる地域創生」
■講演内容
地域創生で成功している地域には、必ずと言っていいほど、リージョナルデザイン思考が活かされています。このセミナーでは、村田氏が実践提唱している10のメソッドを事例とともに解説していきます。
■プロフィール
大阪公立大学 研究推進機構 協創研究センターイノベーション教育研究所 客員教授
九州大学 非常勤講師
愛知県立芸術大学 非常勤講師
株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役
■講演関連書籍
感性ポテンシャル思考法(生産性出版)村田智明著
ソーシャルデザインの教科書(生産性出版)村田智明著
■講演者
富士山の麓にある郡内織物産地では、衰退し続ける産地の問題に対して、8年前から「ハタオリマチのハタ印」(織物産業×観光)の取り組みとして、工場のブランド化やオープンファクトリーなどの活動を行なってきました。2024年からは新たに、産業を文化として地域の人々に伝えていくプロジェクト「ハタオリ学」が始まりました。今回のトークショーでは、産地の周囲に広がる地域の活動を紹介し、地域全体でどのように産業を活性化させているかをお話しします。
■プロフィール
山梨県工業技術センターの臨時職員を経て、郡内織物産地の織物業者と共にファクトリーブランドの立ち上げや多数のイベントを開催。2016年から「ハタオリマチのハタ印」の総合ディレクターを務め、2020年からは産地とアートを結ぶイベント「FUJI TEXTILE WEEK」にアーティストとして参加するとともに、ディレクターとして地元の織物企業の展示や、100年前の幻の織物「甲斐絹をよむ」の展示を開催。2024年には地域のための教科書「ハタオリ学」を出版。
■講演関連書籍
学びと実践の学問 ハタオリ学(編著,2024) デザインマネジメント7つの指標-DESIGN DYNAMISM–(事例として紹介/(一社)日本デザインマネジメント協会, 2023年)
■講演者
■講演テーマ
「海外から見る日本の産業、工芸、地域性の魅力と将来的な課題」
■講演内容
・Red Dot Museum 館長のVito ORAZEM(ヴィト・オラゼム)氏のThe Kouba Principle展のコメント
・メゾン&オブジェに出展した江戸東京キラリ展に関与するパリ市が協賛・支援するファッション、デザイン、工芸のインキュベーションセンターBureau副代表者 Frédéric Bouchet(フレデリック・ブシェ)氏のコメント
ドイツとフランスでデザイン組織を牽引するお二方のコメントから「日本の産業、工芸、地域性にどのような魅力を感じていらっしゃるのか」を紹介しつつ、欧州におけるリージョナルデザインの一端を考察していきます。
■プロフィール
フランス在住 海外プレス協会公認ジャーナリスト、翻訳・通訳家。
2002年〜建築・デザイン・アート について日本とフランスの媒体に執筆 (デザイン・建築誌面 : 商店建築 / 日経デザイン / デザインの現場 / AXIS /L’Architecture d’Aujourd’hui / L’Agenceur/BIG/In interiors 一般誌面 : Nature&Science /Forbes 等) 。
主なプロジェクトに、フランス国立造形美術ブール大学のワークショップ「江戸川伝統工とブール校」(東京造形大学と協働)の企画プロデュース(2008〜18年)、「デザインキッチン」展の企画プロデュース(2008〜09年)、フランス人間国宝硝子師エマニュエル・バロワとの協働プロジェクト(2011年〜) など。
■講演関連書籍
「リージョナル・デザイン:フランス・ブルゴーニュの「クリマ」から学んだこと」(共著/現代企画室, 2018年
■パネラー
玉田俊郎(モデレーター)、村田智明、高須賀活良、浦田 薫、加藤公敬(JDMA常任理事)、内田芳嗣(JDMA理事)
パネルディスカッションでは第1部、第2部で提起されたリージョナルデザインの事例や方法論を通して、今後の展望や課題、取り組みについてフロアーを交えて討論していきます。
■シンポジウム開催会場
〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター